白か黒か

こんにちは。Kazumiです。
水曜日、木曜日、第2第4土曜日にレッスンしています。

私がヨガのティーチャートレーニングを受けている時、先生がおっしゃった言葉の中の一つに「ジャッジ(判断や区別)しない練習をする。」というのがありました。
判断や区別というのは、「好き」とか「嫌い」とか、「いい」とか「悪い」とか、「正しい」とか「正しくない」とかそういった事。

この言葉は私の為に言ってくれたんじゃないだろうか?と胸にグサッときました。何故なら私はメチャクチャ判断区別する人間、白黒ハッキリつけたがる人間だったから。そしてその判断や区別している事柄の殆どがどうでもいい事。
そして、そこに物凄いエネルギーを費やしているとも知らないで。

例えば、買い物とかで列に並んでいる時割り込んできた人がいるとする→ルールを守らない→悪い人
とジャッジする事で自分がイライラしてくる。消耗する。

身体の事でも、ある時「この感覚かもしれない、きっとこれが正しいに違いない。」と決めつけずっと進んでいったら、結局違って振り出しに近いところまで戻らざるをえない感じになりガックリする。消耗する、という事もありました。
日常の出来事、テレビのニュースとかコマーシャル、ありとあらゆる物にアホみたいにイチイチ反応して、ジャッジしまくる。
ジャッジをしても何もいい事はないのに。「好き」と判断したとてそれは永遠にはつづかないのです。

じゃあどうすればいいのか?
それは、「あるがままをただ観る。」
そして、「カオス(グレーゾーン)のなかに身をとどめる事を恐れない。」のだそう。

主観をいれないで、起こった現象だけを観る。難しいけど。
身体の事だって、毎回毎回ありのままを繊細に観る事ができていたら、途中で気づいてすぐに引き返す事ができる。
ヨーガスートラ(紀元前5〜3世紀にパタンジャリ先生によって記されたヨガの教典)でも「アッビャーサ(繰り返しの練習)は長い時間、途切れることなく、自然にできるようになるまで誠実な気持ちで続けることです。」とおっしゃってます。

ジャッジを超えた世界。
自分のまわりで起こる現実をそのまま受け取る。与えられた物を喜んで受け取る事ができたら、もしかしたら世界はかわるかも。

1人分列が長くなった事を楽しめたら自分の番にドリンクがタダになるクーポンが出て来るのかも…