こんにちは、Kazumiです。水曜日、木曜日、土曜日(隔週)でレッスンをしています。
ヨガなどのボディーワークやスポーツをやる上で大切だなと思う事の一つに、身体の地図を正確にするというのが挙げられます。
皆さんはどこかしらで骨格図を見た事があると思うのですが、それとほぼ同じものが自分の身体の中にある実感はあるでしょうか?
第一肋骨はどの辺りにある?肩はどこまで?腕はどこからはじまる?
首はどこからどこまで?
この少しの質問でも、びっくりするくらい人それぞれ違う感覚を持っています。
地図が違うと同じ道筋を案内したつもりでも違うところに辿り着いてしまう可能性がある。
まずは、なるべく正確に骨格図と自分の骨格をリンクできるようにしていきましょう。
そして、よく分からなかったら手や指で骨を触ってみて下さい。例えば、胸骨から鎖骨を辿っていき、鎖骨の先の少し下に烏口突起の出っ張りを感じ、肩峰(肩の先端)から肩甲棘(肩甲骨の出っ張っているライン)までいったら、肩甲骨の縁をぐるっとまわって上腕骨、そして尺骨、橈骨というように全身を手でくまなく確かめる。
自分のイメージと違ってたら地図をどんどん書き換えて。
ちなみに、「確かめる。」とは、野口体操の野口三千三先生は、「手」で確(しか)とみる→てしかめる→たしかめる、だとおっしゃってました。
手に伝わってくる骨の大きさや厚みなどを感じとってみて下さいね。
ところで、「ペンフィールドのホムンクルス」というのをご存知ですか。カナダの脳神経外科医のペンフィールドさんが描いた大脳の運動野と感覚野の部位と身体の機能の対応関係をまとめた図のことなんですが、その図をもとに描いていくと手や手の指、顔や唇や舌がやたら巨大な小人(ホムンクルス)ができる。(2022年に図が少し書き換えられてます。)説明が上手くできてなかったら、申し訳ないのですが、ちょっと調べてみてくださいね。
その図からもわかるように、手の指や手から感じとれる情報はとても多いので触るというのは有効な手段なんじゃないかなぁと思います。胴体部分なんかは、身体の大きさからみると領域が狭いので感覚が弱いところは触って感覚をみがいていきましょう。
身体の地図が正確になってきたら、レッスン中に同じ言葉を聞いても動く場所が変わってくるかもしれないですね。